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弁当の日

皆さん弁当の日ってご存じですか?

当院が食育に取り組む中で「弁当の日」を知り関心を持っていました。

弁当の日とは子供達が学校で自分で食べるごはんを、親の手を借りずに

献立作り→買い出し→調理→弁当箱詰め→片付けまでをすべて一人で行うという試みです。

それによって、子どもが本来持っている「生きる力」を育てようというものです。

 

2001年に香川県の竹下和男校長(当時)が始められ2015年現在実施している学校は全国で1700校を超えるまでになっています。

先日、その竹下和夫先生の講演会に参加する機会がありました。

そこで話された内容で心に残ったお話しを2つ

①人は置かれた環境に適応する

食事の準備や掃除などのお手伝いにより勉強だけしていい学校に入ってほしい。そんな環境で育てられた結果、

料理が面倒だという価値観が親から子に伝わり自分がしたいことだけをする大人が増えている。

②人は環境を変える脳を持っている

人に喜んでもらったり誉めてもらったりする。するともっと誉めてもらいたいと思うようになる。

前頭前野が発達する8歳から19歳の間に誉めてもらう経験をすることが大事だということ。

 

「弁当の日」を行うことによって置かれた環境を変えるきっかけになるのでは?

食育や健康というだけでなく、生きる力を育てることにもつながる素晴らしい取り組みであると。

氷見市でも「弁当の日」を将来行うことが出来るといいな~と感じました。

                                                                                                                院長 新谷明宏

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